初めての資産運用

積立ては、長期間続けるとこんなに有利

貯蓄する金額が同じでも、早い時期から始めたほうが、より有利に運用できます。
下表は、毎月1万円を積み立てながら運用した場合の試算です。

毎月1万円を積み立てながら運用した場合の試算(単位:円)

積立年数 元本(円) 運用利回り(1年複利)
1% 2% 3% 4% 5%
10年 1,200,000 1,262,256 1,328,158 1,397,919 1,471,762 1,549,921
15年 1,800,000 1,942,075 2,097,623 2,267,974 2,454,580 2,659,035
20年 2,400,000 2,656,571 2,947,715 3,276,606 3,650,329 4,074,578
25年 3,000,000 3,407,514 3,885,149 4,445,886 5,105,140 5,881,209
30年 3,600,000 4,196,763 4,920,748 5,801,403 6,875,140 8,186,978

若いうちは、大きな金額を一度に貯蓄することは難しいと思われますが、積立てであれば、少額からでも行うことができます。少しずつ長期間積み立てることで、大きな資産を作ることができます。
上表では、同じ期間の運用でも、運用利回りが高くなるほど差が大きくなっています。また、長期間の運用になるほど大きな差となります。さらに、運用益に対しても運用益がつくので、1年複利よりも半年複利、半年複利よりも1か月複利のほうが、より大きな利回り差となります。

預貯金だけで大丈夫ですか?

金融商品にはさまざまなものがありますが、運用をする場合には、性質の異なる金融商品を組み合わせるとよいとされています。
たとえば、預貯金は安全性が高いため、使う時期が決まっている資金を預け入れる場合に向いています。しかし、最近の金利は1%にも満たない状況ですので、預貯金だけで増やすことは難しいといえるでしょう。一方、株式や投資信託は元本割れの可能性はありますが、大きな収益を得る可能性もあります。このような商品は、使う時期や使い途が決まっていない資金を運用する場合に向いています。
たとえば、2万円を積み立てる場合、リスクが低いけれども利回りが低い預貯金に1万円、リスクが高いけれども収益性が高い株式や投資信託などに1万円といったように、分けて積み立てるといった方法が考えられます。
金融商品を決めるにあたっては、どのくらいの期間、運用できるのか、どのような目的の資金なのかなど、さまざまなことを考えておく必要があります。

計画的な資産形成には積立てが便利

積立てタイプの金融商品には、給与から天引きされる財形貯蓄や従業員持株会、また銀行口座などから毎月一定額を振り替える定期預金や、毎月一定額を継続的に買い付ける投資信託・株式の累積投資などがあります。

積立による資産形成→財形貯蓄、社員持株会 定期預金の積立、投資信託・株式のるいとう

財形貯蓄

財形貯蓄とは、会社員等が事業主の協力を得て給与ら天引きで行う貯蓄のことで、1,000円単位で利用できます。なお、財形貯蓄には、一般財形貯蓄、財形住宅貯蓄、財形年金貯蓄の3種類があります。

種類 積立期間 概要
一般財形貯蓄 3年以上 資金の使い道は自由
財形住宅貯蓄 5年以上
(積立開始は55歳未満)
マイホーム取得等を目的とする貯蓄(財形年金貯蓄と合計で550万円まで利子(もしくは利子差益)が非課税)
※目的以外で引き出すと過去5年間にさかのぼって利子等が課税される
財形年金貯蓄 5年以上
(積立開始は55歳未満)
60歳以降、5年以上にわたって年金として受け取るための貯蓄(財形住宅貯蓄と合計で預貯金などは550万円まで利子が非課税、保険商品は385万円まで利子差益が非課税)
※目的以外で引き出すと過去5年間にさかのぼって利子等が課税される

なお、財形貯蓄を利用している人で、一定の条件を満たしている人は、独立行政法人勤労者退職金共済機構から、住宅取得のための融資が受けられます。

従業員持株会

給与から一定額が天引きされて、毎月、勤務先の株式を買うものです。奨励金などの制度を導入している会社もあります。
上場会社の株式の場合、一般に売買単位に達すれば、当該株式を証券会社等に開設する自分の口座に振り替えて、売却等することができます。

株式および株式投資信託の累積投資の特徴

 累積投資とは、毎月一定の金額で株式や投資信託を購入する方法のことです。株式や株式投資信託は価格が変動します。そのため、一時に購入すると、高い値段で買ってしまうことがありますが、この方法によれば、そうした危険を避けることができます。また、一定金額ずつ購入すると、価格が高いときは購入できる数量が少なくなり、価格が安いときには購入できる数量が多くなります。こうした投資方法を「ドル・コスト平均法」といい、毎月一定の数量を買うよりも投資コストが低くなります。

「ドル・コスト平均法」

ドル・コスト平均法

貯蓄と保険

保険は払い込んだ保険料に関わらず、原則として契約した保険金を受け取ることができます。一方、預貯金は、元金に対して利息が付くものです。言い換えると、保険であれば、若くて資金の余裕が乏しい家族であっても、払込みを始めたときからすぐに必要な保障を受けることができます。

「保険」と「預貯金」の違い

「保険」と「預貯金」の違い

2015年5月現在

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